2019年6月に読んだ本

 

21世紀の戦争と平和: 徴兵制はなぜ再び必要とされているのか

21世紀の戦争と平和: 徴兵制はなぜ再び必要とされているのか

 

 頂き物

「徴兵制」というキーワードが目を引きがちだが、本書の主眼は国民国家を維持するための方法論である。

一般市民の平和と安全を担保する統治機構として現状機能しており、かつ、よりマシな統治方法が出てこない以上、国民国家というシステムを維持していくことが現代を生きる我々の優先事項である。

その前提の上で、国家という単位での統合の契機としての「徴兵制」、及び「血のコストの共有」による「シビリアンの戦争」を回避するというロジックは、複数の徴兵制を実践してきた/している諸国家を考察することでその有効性を実証しているように見える。

 

これに対する感情論を排した有益な反論はありうるのだろうか?

 

 

 

 

 

 

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