2018年2月に読んだ本

 今月は引っ越しがあってなかなか集中できなかったなあ。

 

マルクス 資本論の哲学 (岩波新書)

マルクス 資本論の哲学 (岩波新書)

 

マルクスはまだまだわからない。そのうちしっかり読まねば。

あとこの著者には珍しく現代社会に対する言及があるなと思っていたらやはり後書きで触れられていた。

 

 

カントの批判哲学 (ちくま学芸文庫)

カントの批判哲学 (ちくま学芸文庫)

 

 3批判書を重点的に考察。後書きから読み始めるのがよさげ。

 

カイロ大学 (ベスト新書)

カイロ大学 (ベスト新書)

 

 

 カイロ大学がぶっとんでいるのかこの著者がぶっとんでいるのか甲乙付け難いところ。どちらにしろ非常に面白いことは間違いない。

戦後思想の一断面―哲学者廣松渉の軌跡

戦後思想の一断面―哲学者廣松渉の軌跡

 

 非常に個人的な書。せっかく岩波文庫に入ったことだし「世界の共同主観的存在構造」を読もう。

 

自閉症だったわたしへ (新潮文庫)

自閉症だったわたしへ (新潮文庫)

 

 原題とは違う邦題が付けられているけれど、どうなんだろう。「だった」という過去形は(現在の診断基準での)自閉症を含む発達障害には適さないのに・・。

内容は、共感できる箇所ももどかしく思う箇所も、この一書の魅力を構成する著者の、人生の一断面として欠かせない要素であるのだろう。一気に読んでしまった。

人類最古の哲学 カイエ・ソバージュ(1) (講談社選書メチエ)

人類最古の哲学 カイエ・ソバージュ(1) (講談社選書メチエ)

 

 レヴィ・ストロースを足がかりに民話の構造を分析し、その原型的神話を共通して持っていること、そしてその神話は形而上学的様相を帯びることなく現実を反映し変化していくことで、各々の民話へと定着していったこと。スケールが大きいお話。